猫のアトピー性皮膚炎
猫のアトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎を患う猫は、極めて不快な症状に悩まされますから、治療を必要とします。
かゆみのためにひっかきすぎると、斑点状に脱毛したり、
赤くなったり、腫れたり、かさぶたになったりします。
あなたの猫がアトピー性皮膚炎になった場合は、
どのような治療が可能か、獣医と相談してください。
猫のアトピー性皮膚炎を引き起こす原因は、ノミ、アレルギー、疾患、
この3つのタイプがもっとも一般的に見られます。
たいていは、適切な治療により症状が改善されます。
あなたの猫が、かゆがって身体をひっかくようなら、
症状の悪化を防ぐためにも獣医師の予約を取りましょう。
ノミ
ノミは猫のかゆみと引っかき傷の原因ナンバーワンです。
ノミによるアトピーの重症例では、炎症を起こしたり、
腸内寄生虫や他の寄生虫に感染することもあります。
猫がノミに感染している場合、たいてい発見はそれほど難しくありません。
ノミは目に見えますし、明るい色の猫ならもっと容易です。
ノミはよく猫の下側に隠れています。
あご、腹部、腿の下側にのみがいないかどうか確かめてください。
またノミは黒い糞を排泄しますから、猫のあごや腹に黒いものが見えたら、
ノミに感染している可能性があります。
ノミは未然に防げます。獣医師に頼めば、
猫の肩甲骨の間に月に一度塗布する薬を処方してくれます。
この薬はノミを殺して殺菌するばかりでなく、ノミの卵も、またミミダニも殺します。
ノミを外飼いの猫だけの問題だと思わないでください。
一歩も家から出ない猫でもノミに感染します。
ノミはとても小さいですから、外へ出る人間や、
他のペットに乗って中へ入って来られるのを忘れないでください。
猫がすでにノミに感染しているなら、家中にノミ駆除処置を行う必要があるでしょう。
それによって再感染を防げます。
住宅用のノミ駆除スプレーが、いくつも店頭で売られています。
猫の寝具や、他によく寝ているところも処置を忘れないでください。
ノミは宿主無しでは生きていけませんが、
ラグマットや寝床、カーペットに駆除処置をすることはやはり重要です。
アレルギー
人間と同じように、ペットもほとんどすべてのものに対して
アレルギーを起こす可能性があります。
猫のアトピー性皮膚炎の原因になるアレルギーのうち
もっとも一般的なのは食物アレルギーです。
また、局所用薬剤のような薬剤や、家庭菜園の野菜なども
アトピー性皮膚炎を引き起こすアレルギー源になることがあります。
食物アレルギーをおこした猫は、じんましんがでたり、
皮膚が赤くなったり、腫れたりします。
隆起や損傷は過度の掻痒感をもたらし、猫はひどくひっかきます。
鶏も家禽類も乳製品も、よく猫のアレルギー源になります。
アレルギーの発生を防ぐためにも、猫に食べ残しをやらないようにしてください。
またチョコレートのような食物は猫には毒性を持っていますから、
決して食べさせてはいけません。
局所用薬剤や家庭用菜園の野菜も猫にアレルギー反応を引き起こすことがあります。
猫がアレルギー反応を起こすもので、多いのが市販のノミ駆除剤です。
皮膚がまるで火傷のようになる猫もいます。
またゴムの木のように、油分のある葉の植物も
猫にアレルギー反応を起こす場合があります。
猫が植物に身体を摺りつけていたり、食べようとしているとき、
もしかしたらその植物は、猫に深刻なアレルギー反応をもたらすかもしれないのです。
疾患
:自己免疫疾患を持つ猫が、アトピー性皮膚炎になることもあります。
ミミダニや疥癬のような症状を起こす寄生生物やダニの類も、
この疾患に含まれます。
どのような疾患でも、必ず獣医師に相談してください。
獣医師は猫の被毛や皮膚を検査し、
何が疾患を起こしているのかを見て、適切な治療をアドバイスします。
疾患によって起こるアトピー性皮膚炎の症状はさまざまです。
脱毛が生じることもありますし、じんましん、皮膚の隆起や損傷が見られることもあります。
アトピー性皮膚炎の猫は普通ひどくひっかきますので、
出血し、皮膚が炎症を起こすこともあります。
治療ではまず疾患のほうを治療し、その後アトピー性皮膚炎を治療します。
獣医師は局所薬剤を処方することもありますが、注射を勧めるかもしれません。
ノミのために起こるようなアトピー性皮膚炎では、予防がキーポイントです。
適切な治療、また猫と猫の環境を整えることによって、
病状は改善され、健康な生活がおくれるようになるでしょう。
アトピー性皮膚炎を放置すると、深刻な問題を引き起こし、
猫の病状を悪化させてしまう可能性があります。



